LINEの既読無視やグループ外し、どう向き合えばいい?

LINEの既読無視やグループ外し、どう向き合えばいい?

新学期が始まって数日、子供のスマホを見る顔色が少し曇っている。理由を聞いてみると「グループLINEで既読無視された」「知らないうちにグループを外されてた」——そんな出来事が背景にあることは珍しくありません。夏休み中に疎遠になった友達関係が、2学期の始まりとともに表面化しやすい時期でもあります。

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「既読スルー」は多くの子が気にしていること

ニフティキッズの調査によれば、小中学生のグループチャット利用率は全体で約5割(小学生約4割・中学生約7割)にのぼり、利用者が「気になること」の1位は「既読スルー」で57.7%が挙げています(回答者の性別構成にかたよりがあるため参考値ですが)(ニフティキッズ)。

57.7%

グループチャットで「気になること」の1位「既読スルー」の割合(ニフティキッズ調査。回答者の性別構成にかたよりがあるため参考値)。

これだけ多くの子が同じことで気にしているという事実だけでも、「自分だけが気にしすぎているわけではない」という安心材料になるかもしれません。

総務省が公開しているトラブル事例集には、「?」を付け忘れただけで質問のつもりが誤解され、いつの間にかグループを外されてしまったという事例が紹介されています(総務省)。

「?」の付け忘れで誤解されグループを外される事例

出典:総務省「上手にネットと付き合おう」

悪意があってのことではなく、文字だけのやり取りならではのちょっとしたすれ違いが積み重なって、気まずさに発展してしまうことは少なくないようです。多くはこうしたすれ違いから始まりますが、理由を尋ねても状況が変わらない、何度も繰り返される、といった場合は単純な行き違いとは違うサインかもしれません。

子供の目線では

子供にとって、既読がついているのに返事が来ない時間は、大人が想像する以上に長く感じられるものです。「嫌われたのかもしれない」「何か悪いことを言ったかもしれない」と、既読の表示一つで不安が膨らんでいきます。グループから外されたときも、理由をはっきり聞けないまま、なんとなく気まずい空気だけが残ることがほとんどです。誰かに相談しても「気にしすぎ」と言われると、余計に一人で抱え込んでしまう子もいます。

親に知ってほしいこと

  • 「既読スルー」を気にしている子は多く、特別なことではありません
  • 記号の付け忘れなど、悪意のないすれ違いから気まずさが生まれることもよくあります
  • ただし、理由を尋ねても状況が変わらない・何度も繰り返されるようなら、単純な行き違いとは違うサインかもしれません

子供から伝えたいこと

「外された理由、直接は聞けない。『?』を忘れただけかもしれないのに、自分が何か悪いことしたのかもって、勝手に考えちゃう」

親子で話してみたいこと

  • 最近、既読がついてから返事が来るまで、気になったことはあった?
  • グループの中で、言い方に気をつけていることはある?

ちょうどいいところを考えるなら

すぐに「気にしすぎ」と片づけず、感情的な反応をお互いに避けること、記号やスタンプで気持ちを補うことといった工夫を、総務省の事例集でも挙げています。すべてを親が仲裁するのではなく、まずは子供の話を最後まで聞いた上で、必要なら一緒に返信の言葉を考える、というくらいの距離感で向き合っている家庭もあるようです。一度で判断せず、同じ相手から繰り返し外される・理由を聞いても取り合ってもらえないといった様子が続くようなら、担任の先生や学校のスクールカウンセラーに相談することも選択肢の一つです。

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