夏休みに、実家や祖父母の家を訪ねる予定があるご家庭も多いのではないでしょうか。せっかく世代の違う家族と過ごす時間があるなら、それを自由研究にしてしまうという手があります。テーマは、「スマホがなかった頃、どうやって連絡を取っていたのか」。
聞き取り調査を、自由研究にする
やり方は難しくありません。おじいちゃん・おばあちゃん、あるいは親自身に、子供の頃の連絡手段について聞いてみるだけです。
「初めて使った連絡手段」を聞く
固定電話、ポケベル、PHS、ガラケーなど、世代によって答えが変わります。
「友達と約束するときはどうしていたか」を聞く
家の電話にかけて取り次いでもらう、手紙を書く、決まった時間に決まった場所で待ち合わせるなど。
聞いた内容を年表やインタビュー形式でまとめる
時系列や項目ごとに整理します。
今の連絡手段と比べて考える
何が変わって何が変わっていないかをまとめます。
モバイル社会研究所などの調査データと照らし合わせると、自分の家族の話が社会全体のどのあたりに位置するのかも見えてきます。「うちのおじいちゃんは早いほうだったんだ」といった発見も、自由研究らしい面白さになります。
子供の目線では
子供にとって、スマホやSNSは「生まれたときからあるもの」です。だからこそ、それが無かった時代の話は、最初はうまく想像できないかもしれません。「え、友達と遊ぶ約束するのに、家の電話にかけて、しかもお母さんが出たらまず挨拶しないといけなかったの?」——聞けば聞くほど不便に驚く一方で、「今すぐ返事しなくていい」という間の取り方に、意外な気楽さを感じることもあります。その受け止め方自体が、子供の今のデジタル環境への理解を深めるきっかけになります。
また、聞き取りの主役は子供です。大人が説明するのではなく、子供が自分の言葉で質問し、家族の話に耳を傾けるという経験そのものに価値があります。
親に知ってほしいこと
聞き取り調査は、自由研究としての完成度以上に、ふだんあまり話さない家族の歴史に触れる機会そのものに価値があります。ニュースがきっかけで生まれる親子の会話と同じように、この自由研究も「会話をするための入り口」として使えます。
子供から伝えたいこと
「おじいちゃんが子供の頃、友達と約束するのにこんなに手間がかかってたなんて知らなかった。でも、それはそれで楽しそうだった」
親子で話してみたいこと
- 今と昔、連絡の取りやすさ以外に変わったことは何だろう?
- もし今スマホが無かったら、友達とどうやって遊ぶ約束をする?
ちょうどいいところを考えるなら
正解を決めるテーマではないので、ここでは中間案よりも「聞いてみて感じたこと」をそのまま持ち帰ることを大切にしたいところです。あえて言うなら、便利になった面と失われた面の両方に触れられると、自由研究としても深みが出ます。


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