夏休み中は生活リズムが変わり、ネットに触れる時間も長くなりがちな時期。今週は、そんな時期にこそ気に留めておきたい国内外の動きを2つお届けします。
こども家庭庁「7月は青少年被害防止強調月間」、なぜ今?
7月はこども家庭庁が毎年実施している「青少年被害防止強調月間」にあたります。1979年度から続く取り組みで、2026年度の最重点課題は「インターネット利用における子供の性被害等の防止」です。
こども家庭庁は「SNSで知り合った相手から性的な画像の送信を求められるなど、インターネットを介した性被害が後を絶たない」と指摘し、フィルタリングの利用と家庭でのルール作りへの協力を呼びかけています。この取り組みには、青少年育成関係団体25団体、民間団体62団体が参加しています。
家庭でどう活かすか: 夏休みでスマホに触れる時間が増えるこの時期に、フィルタリング設定が有効になっているか、家族で一度確認してみるといいタイミングです。
「知らない人から『写真送って』って言われたら、まず先に教えてね」と、具体的な場面を想定して伝えておくと、いざという時に思い出しやすくなります。
英国、SNS禁止(16歳未満)の詳細を追加発表
2026年6月に発表された英国の「16歳未満のSNS利用禁止」方針について、政府がさらに詳細を明らかにしました。対象はSnapchat・TikTok・YouTube・Instagram・Facebook・Xで、施行は2027年春の予定です。
あわせて、17・18歳向けには夜間の利用制限(夜間カーフュー)や無限スクロール機能の制限も検討されていることが分かりました。国民協議には11万6千件以上の回答が寄せられ、親の90%が禁止に賛成、若年層本人の3分の2も16歳未満の利用制限に同意しているといいます。スターマー首相はこう述べています。
「テック企業にはチャンスがあったが、失敗した。だから私たちが介入し、子供たちを守る」
出典:GOV.UK(2026年6月15日)
家庭でどう活かすか: 「禁止」という強い言葉だけでなく、「17・18歳には夜間だけ制限」という段階的な設計にも注目です。全部か0かではなく、年齢や時間帯で区切るという発想は、家庭のルール作りのヒントにもなります。この話題、お子さん自身はどう思うか聞いてみるのもいい機会かもしれません。
「イギリスでは、夜遅くのSNSだけ制限しようという話も出てるんだって。友達とのやり取りが夜にできなくなるのは、ちょっと嫌かもしれないね」と、一つの国の工夫として気軽に話題にしてみるのもいいかもしれません。
関連する用語
- 青少年インターネット環境整備法 — 国内のフィルタリング関連ルールの根拠法。
- (英国)オンライン安全法 — 今回のSNS禁止方針の執行を担うOfcomの根拠法。


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