「友達はもっと使ってるのに、なんでうちは我慢しなきゃいけないの?」——2学期が始まって生活リズムを整えようとすると、子供からこう聞かれることがあります。「決まりだから」で片づけたくなる場面ですが、理由がわからないまま我慢だけを求められると、子供にとっては納得のいかないルールのままです。
平易に答えるなら
専門家である日本小児科医会は、テレビやスマホなどメディアとの接触時間の目安を「2時間以内」としています(日本小児科医会)。
2時間以内
日本小児科医会が示す、メディア総接触時間の目安。
これは「スマホが悪いもの」だからではなく、使う時間が長くなるほど、寝る時間が減っていきやすいからです。実際に文部科学省の調査でも、携帯電話・スマホの利用時間が長い子供ほど、登校日前日の就寝時刻が遅くなる傾向が示されています(文部科学省)。「我慢させたいから」ではなく「よく眠れて、次の日を元気に過ごせるように」という理由がベースにあることを、まず伝えられるといいかもしれません。
子供の目線では
グループチャットで話が盛り上がっている最中に自分だけ先に抜けなければならず、翌日の学校で話題についていけない気まずさを感じる子もいます。友達とのゲームやチャットは、子供にとって「もっと話したい」「もっと遊びたい」という自然な気持ちの延長線上にあるからです。それを「我慢しなさい」の一言だけで止められると、理由も分からないまま自分だけ信用されていないのでは、という不満につながることもあります。
親に知ってほしいこと
- メディア総接触時間の目安「2時間以内」は、専門家団体が示す一次情報の基準です
- 利用時間が長いほど就寝時刻が遅くなる傾向は、文部科学省の調査でも裏付けられています
もし今晩また「なんで我慢しなきゃいけないの?」と聞かれたら、こう返してもいいかもしれません。「我慢させたいわけじゃないよ。使う時間が長くなると、寝る時間がどんどん後ろにずれちゃうことがわかってるからなんだ。どこまでなら続けても大丈夫か、一緒に考えてみようか」


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